機関投資家が力ずくで帳尻を合わせてきた鉄道の明日がこわい。南海電鉄は見捨てられた模様。生保で嵌ったので持ち越した。
(更新)30日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前日比165円67銭(0.50%)高の3万3486円89銭と、この日の高値で終えた。米長期金利の低下を背景に主力のグロース(成長)株を中心に次第に買いが優勢になった。午前は利益確定目的の売りや戻り待ちの売りが出て、下げる場面が目立った。
午後に入り、日経平均は徐々に上昇の勢いが増した。米株価指数先物が日本時間30日に高く推移したことやアジアの株式相場が総じて堅調に推移したことが支援材料になった。市場では「このところ日本株は下げが続いていたため、見直し買いが入りやすかった」(大和証券の細井秀司シニアストラテジスト)との声が聞かれた。
午前は下げる場面が多かった。前日の米主要株価指数は高安まちまちで日本株の方向感を決定付ける材料にはならなかった。外国為替市場で円高・ドル安基調が続き、日本株の株価指数先物や輸出関連の重荷となった。下げ幅は一時100円を超えた。
日経平均の月間騰落率はプラス8.51%。月間ベースでの上昇は5カ月ぶり。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反発し、10.43ポイント(0.44%)高の2374.93で終えた。JPXプライム150指数も4営業日ぶりに反発し、6.40ポイント(0.61%)高の1053.13だった。
東証プライムの売買代金は概算で5兆5792億円と10月30日以来の高水準だった。大引けにかけて株価指数の採用銘柄の見直しに伴う売買が活発になった。売買高は23億6681万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1014と、全体の約6割を占めた。値下がりは591、変わらずは55銘柄だった。