右肩下がりのSOMPOを現引き。
【本日のしみったれトレード】
24日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前週末比396円69銭(1.23%)高の3万2700円94銭で終えた。日銀が今週の金融政策決定会合で現行の金融緩和策を維持するとの観測報道が相次ぎ、外国為替市場で円安・ドル高が進んだ。輸出採算の改善期待から主力株を中心に幅広い買いが入り、日経平均の上げ幅は一時500円に迫った。
円相場は一時1ドル=141円台後半まで下落し、日銀の政策修正を見込んで株価指数先物を売り建てていた海外の短期筋が買い戻しを進めた。業種別では自動車や機械、鉄鋼といった主力株が買われたほか、金融緩和の継続への思惑から不動産株も堅調だった。
半導体関連株高も日経平均の上昇を支えた。前週末21日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反発し、前週末に下げが目立っていた東エレクやアドテストに買いが波及した。
一方、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGといったメガバンク株に売りが出て、相場の上値を抑えた。日銀の政策修正で運用環境が改善するとの思惑が一部にあっただけに、緩和継続の観測が重荷となった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は前週末比18.98ポイント(0.84%)高の2281.18だった。JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反発し、9.80ポイント(0.95%)高の1037.57だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9727億円と、活況の目安とされる3兆円を2営業日ぶりに下回った。売買高は12億3448万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1501。値下がりは279銘柄、横ばいは55銘柄だった。
三菱自やマツダ、日産自が上昇した。コマツや日立建機が上げた。日本製鉄やJFE、神戸鋼が高い。一方、電通グループや日ハムが安い。川崎汽や郵船が小幅に下げた。