2日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比146円56銭(0.41%)高の3万6158円02銭だった。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを受けて海外短期筋とみられる株価指数先物への買いが断続的に入り、日経平均を押し上げた。日経平均への寄与度が高い半導体関連などが軒並み高となったのも追い風に、午前に上げ幅は一時400円を超えたが、午後は伸び悩んだ。
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が過去最高値を更新した。米長期金利の低下を受けて高PER(株価収益率)の銘柄が上昇したため、ハイテク株のウエートが大きい日本株への買いに波及しやすかった。先高観を強めた短期筋の先物買いが膨らみ、午前の日経平均は一方的に上げ幅を拡大した。
もっとも、日経平均が昨年来高値(3万6546円)に近づいたことによる高値警戒感から、戻り待ちや利益確定の売りが一段の上値を抑えた。午後に入ると週末を控えた持ち高調整の売りが増えたほか、日本時間2日夜に予定される1月の米雇用統計の結果発表を見極めたいとの雰囲気から様子見ムードが広がった。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は5.64ポイント(0.22%)高の2539.68だった。JPXプライム150指数は反発し、3.52ポイント(0.31%)高の1139.09で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆6801億円、売買高は17億6861万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は843と全体の5割強にとどまった。値下がりは759、横ばいは56だった。
半導体関連のアドテストや東エレクが買われた。ネクソンも高い。一方、京セラや川崎汽、医薬品関連の第一三共や中外薬は下げた。あおぞら銀は連日で大幅安となっ